むくむくアーカイブス 最新更新日 2012.3.5

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むくむく通信 花宇宙



花宇宙 2004〜2008

花の命は短くてエロスをふりまいております
恥じらい ため息 蜜をいっぱい溜めています
花の宇宙は美しい
花たちの2004年春から秋の姿です



芍薬

芍薬の花が今年も咲きました。
ちょっと気取った感じもしますがやさしいです

デジタルカメラを使って撮ってあげたんですが
レンズをぐっと最短まで近づけてあげると画面いっぱいに
その優雅な姿をひろげてくれました

牡丹によく似ていますが芍薬はちょっと細めのイメージです
でもね、こうして写真に撮ってあげてじっとみていると
なにかしら語りかけてきてくれます

言葉ではないんですが何かしら感じさせてくれるんです
それが芍薬の花のメッセージなんですね
よ〜く気持を澄まして感じてあげたいんですよ〜





白い山茶花

庭に咲き出した八重の白い山茶花
白い色は清潔で清楚な感じがします
でも、この真っ白な花びらがすぐよごれてしまうんですね
白っていうのはそれだけよごれが目立つお花でもあるんです

だれが汚してしまうんでしょうかね〜
茶色い斑点ができてしまうんです
雨の水のなせるものなのか
小さな虫さんの歩いた跡なのか
よくわかりません

お花の命は短いです
山茶花は花びらが一枚づつはがれてくるんです
そうなるともう可哀そうに痛々しいです

冬の到来近しです





牡丹

花のすがたをみているとそこは宇宙の縮図のようなのです
これはぼたん-牡丹-の花芯なのですが

宇宙は140億光年の広さというか球体だといってます
そのなかに銀河とかアンドロメダとかM・・とかとかありますが
この牡丹の花芯は2cm
ヒトの目でそのまま見える大星雲のようなのです

生きてるんです
この地域では毎年5月3日から5日まで約3日間程度
ぼたんは花を開きます
光がたくさんあると大きく全開
少なくなると花芯を隠します

全開のときって気持いいんやろな〜
じっと見ていてあげると花は自慢げにもじもじですね
花が天体宇宙の相似形であることを感じます

科学と非科学の狭間で科学でも非科学でもない
その領域で感じる感じ方というのに惹かれています

花は牡丹
うめ→もも→さくら→しゃくなげ→ぼたん
牡丹って最後の大物っていう感じの自然のめぐみですね
みんなそれぞれ意匠を凝らして生きてるんやな〜



山茶花

花のいのち

こんにちわ!
今日は日曜日、晴天、でも寒い風が吹いています
あさからストーブを入れっぱなしでお家に篭っています
もうお昼前の時間だからお散歩にでかけようかな〜
そうですね、この記事を書いたら散歩に行こう!

何度も登場します山茶花です
ごくありふれた赤い山茶花のお花です
人間社会で云ったらどこにでもいるヒト
こんな言い方すると失礼ですね、ゴメンナンサイ

お花にも優劣があるんでしょうかね?
人気のあるお花とそうでないお花、
でもね、どんなお花でも精一杯開かせているんですね
ガーデニングの人気ランキングに入らなくても、ね

お花をみてあげる価値の判断はなんですか?
自分の気持ち、
お花に傾斜していく自分の気持ちじゃないですか、ね
自分の価値観なんですね

この山茶花、精一杯開かせています
美しいと思うか、何にも思わないかです
ボクはもう、いじらしささえ感じてしまいますね
お花のいのちは短いですけど精一杯なんやな〜って!

では、またお会いします。



椿



のうぜんかづら

夏の終りがけにのうぜんかづらの花が咲いております
オレンジ色した手の平ほどの大きさのお花です

蔓性で花が垂れ下がって咲いているので
花弁は光に背を向けています
写真に撮ると光が透けて見えます。

お花が実を結んで種をつくるという筋書きが
のうぜんかずらには当てはまらないようなんです
つまりお花を咲かせますけれどそのまま落下してしまう

お花の習性をよくよく見ていると癖がわかってきます
ものすごい成長エネルギーがあるのに生殖しない
生殖しないからエネルギーが有り余っているのかな〜

ひとつのお花に宇宙の姿を感じるのは
形態がよく似ているからです
マクロな宇宙像の形態はミクロなお花にまで及んでいます
人体のお花にも形態が似ています
存在は似ているモノどうしが交感しています

お花の感覚は光を感じる気持ちよさ
ヒトの感覚も光を感じる気持ちよさ
気持いい〜気持が交じわり感じあうんですね
これは歓喜です



山茶花


山茶花

赤い山茶花

こんにちわ!お元気ですか
今日は赤い山茶花の写真です

山茶花のお花が赤いのは、ごくごく一般的なんです
でもこうして写真に撮ってあげると綺麗でしょ!
もう街中では見飽きてしまうお花かもしれません

もう10年も前に植木屋さんで一本500円で買った山茶花です
その幹が腕ほどの太さになって元気よく育っています
でもね、お花の数が少ないんです
安く買ってしまったからなんでしょうか?

でもほっとするじゃないですか
あまり変り種のお花よりもありふれたお花のほうが・・・
見ていても気分が落ち着きますしね
まあ凡庸でめだたないほうがいいのかもしれません

あるときハッと意識してあげて
じっくりとみてあげると綺麗じゃないですか
その美しさを再発見したような気分です



椿


椿


山茶花

白い山茶花

こんにちわ!
朝がとくに寒くなってきて、ストーブを入れだしました。
寒いのは何かと気持ちも沈んでいくような気がします。
でも、お花さんたち、冬に向けて咲くお花もありますからね。
  

この白い椿のお花に小さな虫さんが止まっていました。
椿って蜜が多いんですよね。
子どもの頃、椿の花の蜜を吸ったことあるんです。

椿の花って、ポトンと花ごと落ちてしまうんですね〜。
この白い椿の幹には、臨終のお花がいっぱい落ちてました。
なんか、椿のお花、真っ赤なのもありますけれど、
白い椿のお花のほうがお気に入りなんです。

白色って無垢な感じでしょ!
色艶だけでゆうと真白いお花って意外と少ないです。
少しピンクかかっていたり、色の斑点があったりします。
この蜜がいっぱいの虫さんの止まっている白い椿も、
少しづつ茶色の斑点ができてきているんです。

蝕まれるっていうのか、病気っていうのか、
せっかくの美しさが台無しになっていくんです。
ヒトのこころといっしょやな〜って思っています。



山茶花





光る花シリーズ ぼたん 2004.5.5 shigeo nakagawa

花宇宙 2004 nakagawa shigeo
取材地:石川県金沢市車町