むくむくアーカイブス 最新更新日 2012.3.5

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むくむく通信 野草茶


むくむく通信<野草茶をつくる>
2004.10.14〜2009.7.13


げんのしょうこ 2009.7.13

    野草茶をつくる 2004.10.14

    毎年、春先から夏の盛りにかけて野草を採取して、
    野草茶ブレンドを作ります。
  
    <すぎな、どくだみ、柿の葉、熊笹、げんのしょうこ>
    この5種類です。

    春先の<すぎな>
    春盛りの<どくだみ、柿の葉、熊笹>
    夏の<げんのしょうこ>

    すぎな、どくだみ、熊笹、げんのしょうこ、この4種は、
    採取して、水洗いして、干すだけです。
    柿の葉は、5月のおわりごろの新葉を採取します。
    柿の葉は、採取した葉を日陰で半日干して、細かく刻んで蒸します。

    この5種の乾燥した野草を保存しておいて、ブレンド茶にします。


●熊笹

山のお庭の前に熊笹が自生しているんです。
新葉を摘んで干すだけの簡単手順です。




●柿の葉

お庭の柿の木が葉を成長させる頃。
5月中旬ですね。
ざるにいっぱい積んできて半日陰干しします。




●げんのしょうこ

げんのしょうこは夏の花







●すぎな

    つくし誰の子すぎなの子、って子供の頃に教わりましたが、
    すぎなを乾かしてお茶にする、ということを覚えたのは最近です。
    野に生えるつくしははかまをはずしてゆでて食べます。
    穂先の緑がほろ苦いですが、春の贈り物ですね。
    すぎなのお茶はこころもち甘い味がします。
    自然の恵みですね。感謝!







●すぎな茶




   ●どくだみ

    どくだみは生のときはきつい匂いがしますけれど
    乾燥してあげるとほとんど匂いが消えてしまいます。
    どくだみを乾燥させてお茶にしたのを「十薬」っていいます。
    小さい頃、家が和漢薬を売るお店をやっていたのですが、
    わたしの記憶にあるあの草の干したのが十薬だった。
    どくだみ茶は万病に効くお薬なんです。







●どくだみ茶





    <2004年の春〜夏の野草茶つくりです>
写真撮影:中川繁夫
取材地:石川県金沢市車町