むくむくアーカイブス 最新更新日 2012.3.5

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むくむくにっき記事抜粋-2004.6-
2004.6.1〜2004.6.30


ハーブを育てる (4) 06月01日(火) 
 
スローな生き方をつくるなかに自前のお茶を作ることを入れてます。
スペアミント、レモングラス、レモンタイムなどが代表でしょうか。

   

イメージのなかで「野草茶」っていうとなんかダダくさいな〜
「ハーブティー」っていうとなんかかっこいい^o^なんてのがあって
ほんとはこんな区分けは必要ないと思うのですけれど
世の習いでお名前をつけてあげないといけないので
ここはハーブティーを作るためのハーブ園です^o^

午前、午後のひと時にティーをたしなむという文化をもって
わたしは安息の時間を感じています
今日はどのハーブを使おうかな〜〜なんて思いながら
シングルにしたりブレンドにしたりです

野草茶っていうとお番茶感覚ですけれど
ハーブティーっていうとおもてなしスポット感覚です
なんでこんな感覚になるのかな〜って思ってしまいます

これが文化力っていう現象なんだと思っています
理屈をこねてティーがおいしくなるわけないんですけど
世の常、講釈っていうやつですね(笑)
西欧化されてしまったわたしの感覚と価値観です

6月になりました
今日はさわやかな朝です
先ほどパンをこねて、いま発酵させてるところです
気分爽快サクサク仕事をすすめようって思ってます


 自然酵母のぱん芸術 (2) 06月02日(水) 
 
天気がよくって爽やかな日にぱんを作るって気持いいですね。
レーズン起こしの自然酵母で作るのに3日間。

  

さあ、ぱんを作ろうか、って思って準備にはいる気分ってのどかです
いま準備にはいるとあさっての午後に仕上がる
朝が3回、昼が3回、夜が2回
いまどきの時間感覚からいったらこれはもう化石時代!!

できあがりまでにはアクシデントがつきまとう
自然の気象に左右されるからいつも微妙にちがう
つくるひとの気分もあるからいつも微妙にちがう
そんな微妙さに喜んだり悲しんだり

ぱんをつくることって自分と向き合う時間ですね
文章書いてたり絵を画いてたりするときに向き合う自分と
そっくりなんですね〜〜
これはぱんをつくりだして発見したことなんです

ぱんは食べることに意味あるので数日後には残ってないけど
これは創作の気持そのものです
陶芸とよく似た工程だとすれば
パン作りは麺麭芸とでもいえばいいのでしょうか

このように考えると素材選びから思想が必要となってきますよね〜
日常の生活作業工程が高められて-芸術-なんでしょ?
だったらぱん作りも、こりゃ芸術だ〜〜
まあ、芸術ってじつはこんなもんなんよな〜
 

胡桃-くるみ- (2) 06月03日(木)  
 
食べ物のなかで何が一番ですかって訊かれたら「胡桃」って答えます。
なんかそんな気持なんです。

   

この写真は山での生活の朝に食べる焼いた胡桃
山から拾ってきた自生の胡桃です
どんな味がするかって味の表現はやりにくいです
お店で売ってるのと全く違うような気がします

専門的なことわからないですが胡桃ってゆう樹木
たいてい山の川辺の崖に生えているんです
だから拾うのは急斜面の崖っぷちなんです
拾っている姿想像してみてください大変な危険!!

胡桃は「そうかんたんに拾われてたまるか〜〜」って言ってます
大昔から山の動物(人間含む!)に食べられてきたので
子孫繁栄のために崖っぷちで川面に向いてたっている

それから水辺に落ちた胡桃の実は水の流れにのって
遠方まで行くんでしょうかね?
あの川にながれていた桃の桃太郎みたいやな〜って思う

胡桃を食べてあげるときって
とっても想像力豊かになってます
そりゃ〜そうですよ!鳥の嘴じゃないから
針先でほじくってちまちま食べるんですから
その間いろいろ考えさせてくれるんです

そんなことだから胡桃に愛着を感じるんかな〜
 

花宇宙-あやめ- (2) 06月04日(金) 
 
花をじっとみつめているときって、
宇宙をみているような気になります。

   

花に魅せられていくのはナンでなんやろな〜?
不思議やな〜って思ってしまうんです。
なにかわけわからない気持が湧き起こってくるんです。

これはあやめ?の花の写真です。
ちょっと前に撮った写真です。
写真をみているとそのときの気持がよみがえってきます。
不思議な感覚に捉えられてしまったことがよみがえってきます。
写真を見ているいまも不思議な感覚になります。
二重三重に感情がダブってきちゃうんです。
静止した時間、凍結した記憶、
写真についていろんな言い方がされてきてますが
言葉ではないんですね〜

言葉にできないから写真なんだけど
写真、このばあいは-あやめ-、の即物のイメージと
その背後に拡がっている見えないけれど
なんか感じさせるものなんです

宇宙を感じるって、
なにか自分が得体の知れないもののように感じる
感じ方のなかに平衡感覚を崩していくような〜〜
世間ではオカルトっていってしまって敬遠するのは
やっぱここは危険水域だからなんですかね。
封印された神殿の向こうにいけないように、ん〜〜
 

どくだみ (4) 06月05日(土) 
 
どくだみ茶って健康にいいんですってね。
漢方では十薬-じゅうやく-っていうんですね。

   

どくだみって雑草の類に入るのかな〜
すごい繁殖力で庭のあちこちに生えています。
これを日陰干しで乾燥させてお茶にするとけっこうおいしい!
お茶の味って、おいしいと思うか変な味って思うか
ひとによって評価がちがいますね〜
わたしだいたいなんでもおいしいって感じてあげる
その方が気持いいじゃないですか

お花が咲いたその姿も満更すてたものじゃないですか
繁殖力があってどこにでも生えてくるって素敵じゃないですか
人間もよく似たもんです
どこにでもいるような人っていわれてしまっても
案外その奥には個性豊かな魅力がいっぱいあると思うんです
生き物は見かけじゃないですよ!
中味なんですよ〜〜

どくだみが茶になる前の生き姿がここにあります
ハーブティーの仲間です


芍薬の花写真 (2) 06月06日(日) 
 
芍薬の花が今年も咲きました。
ちょっと気取った感じもしますがやさしいです。

   

デジタルカメラを使って撮ってあげたんですが
レンズをぐっと最短まで近づけてあげると画面いっぱいに
その優雅な姿をひろげてくれました

牡丹によく似ていますが芍薬はちょっと細めのイメージです
でもね、こうして写真に撮ってあげてじっとみていると
なにかしら語りかけてきてくれます

言葉ではないんですが何かしら感じさせてくれるんです
それが芍薬の花のメッセージなんですね
よ〜く気持を澄まして感じてあげたいんですよ〜
 

 姫女苑-ひめじょおん- (2) 06月07日(月)
 

ひめじょおん-姫女苑-
道ばたとか空き地とかちょっと土があるところに咲く
花咲く雑草の典型みたいに思ってるんですけど・・・

  

そうなんですよ〜あっちこっちにいっぱい芽がでるから
見つけるたびに引っこ抜いてしまうんです
だって何かにつけて邪魔なんだから〜〜
困るんですよね〜っていつも思ってしまう

でもね、そんなに粗末に扱われるから
それでも子孫を増やそうとしてるんやね、きっとね
写真にとってあげたのはピンクだったからですよ

それにしてもいい名前をつけてもらっていますね
姫女苑なんていかにもお姫さまっていう感じですね
牡丹や芍薬のそばに咲いてると女御・更衣って役柄?

ちょっと今日は粗末にけなしてしまったけど
でも愛くるしいほどに見てあげてるんですよ
花の園に入るとついつい人間関係絵物語を連想しちゃうんです(笑)
 

朝の食事をお庭にて (6) 06月08日(火) 
 
トップページの写真を入れ替えました。
やっぱりこれまでと同じある朝のたべのもシリーズです。

   

お庭に出て朝の食事をするってとってもいい気持ですよ〜
さくらの木の下にしつらえたテーブルに
ゆっくりと時間をかけて準備した食べ物をならべて
それからゆっくりあたりを見回しながら
ピツピピッピ小鳥のさえずりを聞きながら
かるいおしゃべりしながら
ぱん齧ったり珈琲をお口に含んだり

ゆったりとした時間がながれていきますね^o^

自然酵母ぱん、自家培養ヨーグルト、珈琲とミルク
山の朝の定番は山の実三点セット

いいな〜いいな〜こんな生活!!
そう思ってきたことを実践できるようになってきて
ひとつ一つのカップやたべものにこだわって
ひとつ一つに思い出がつまっているなかで
ひとつ一つが写真に撮られて積み重なっていきますね

むくむくにっきもその積み重ねのひとつです^o^
 

どくだみ茶をつくる (6) 06月09日(水) 
 
お庭で採取したどくだみを水洗いして干します
だいたい2週間前後こうしてテラスに干しておくと・・・

   

自分の手でお茶をつくるっていうのは
いろいろメリットがあるんです
まず健康にいいですね^o^
からだを使っての作業だからとか
つくるプロセスがつかめているとか
労力はいるけどお金がいらないとか
その他もろもろ〜〜

ホント、健康ってどんな状態をいうんでしょうかね?
わたしの考えではこころが豊かであること
これが第一だと思っているんです

どくだみ茶っていうのは健康によい!
これは身体を中心にすえた考え方ですよね
それだけではホントの健康とはいえないんです
こころをどんな状態にしてあげるかっていうのも
健康であることの一方のおおきな中心なんです

だから身体全体こころの中までを含めて
どうあるのが健康体なんかな〜って考えてるんです。

そんな一環にどくだみ茶を作る作業をおいているんです^o^:
 

どくだみ茶を飲む (2) 06月10日(木) 
 
どくだみの効用はいろいろありますよね。
生のまま使ったら毒消しになるといいますね。

   

どくだみは昔から十薬(じゅうやく)という名前のお薬でした
民間伝承の生活の知恵なんですね
どこにでも生えていて手軽に作れちゃうですから
近代医学のなかった頃って重宝してたんでしょうね

どくだみの利用はそのひとつなんですが
最近とこれからの動向を見ていると
昔からあるものの効用や利用法なんかが注目されてきてるですね
これローカル化現象ってわたしは言ってるんですけどね

江戸時代の生活共同体が見直されていたり
食育基本法なんて法律が国会に提出されたりで
学校給食のありかたなんかも話題になってきてますね〜
食のあり方が変わっていくんですよ〜
コンビニ化からファミリー化へといったらいいんですかね

食べることって基本だからなにかと気になるんです
おおきな世の中の流れのなかでのどくだみ茶なんて
わらいばなしのような真剣なおはなしのような

でも健康によいといわれてることだし
日々の生活のなかに取り入れていくのがいいんですよね〜
 

 へびいちご (6) 06月11日(金) 
 
これこれこの赤い実っていちごでしょ!へびいちごっていってます。ワイルドストロベリーと違う??

   

てっきり野生に生えてる俗にいうへびいちごのことを
ワイルドストトベリーっていうんだと思ってたら
似てるけど違うんですってね!!??・・・

へびいちごは毒苺だから食べたらいけませんよ〜って
そんな風に聴いてたものだからお口に入れたこと無かった
お花やさんの店先にポット苗のワイルドストロベリーを見て
これはお庭に自生しているへびいちご(蛇苺??)や〜

ずっと何年も前からそう思ってたんですよ〜
この前お庭の蛇苺を恐れ恐れの気持でお口に含んでみました
水っ気も味っ気もなかったです
あじなかったんです まずかった

でもでも有用なんかも知れないんです
このへびいちごをホワイトリカーに漬けておいて
飲んだら健康にいいんですよ〜って言ってる人がいたんです
そういうことに詳しいひとだから間違いないと思います

なんだかわたし錯乱してるんですけど(笑泣)
でもお庭の日陰一面に自生しているへびいちごって
けっこう可愛いじゃないですか 愛らしいですよね!
 

京都農塾 06月13日(日) 
 
昨日はむくむくにっきお休みしました。
なぜかというと京都農塾というところへ勉強に行ってたんです。

   

ほれほれ、お母さんと子供がいっしょになってはたけ作業をやってます。
昨日はくもり空で涼しくって農作業にはちょうどいい天気でした
じぶんの生活を自然の方へって思ってるんですけれど
ひとりじゃできないんですよね〜
それでいろいろ教えてもらいに専門にやってるひとのところへ・・・
っていうわけありなんです

2週間まえに苗をいっぱい植えたんですが
昨日ははたけの雑草とりでした
田んぼにもはいりました

無農薬有機栽培でお米と野菜をつくっています
次はヤギのミルクでチーズをつくる実験?をします
なんかもう自然派には、うふふうふふの気持〜〜

今日から3日間お山の生活しますので
むくむくにっきはお休みしますね、ではでは^o^
 

やまの生活 06月17日(木)  
 
この日記をすこしお休みして山の方へ行ってきました。
玄関から見えるやまの風景、いってみれば里山です。

    

山の方はとてもいい天気が続いていました
ちょうど向こうに見える山すそが野草の宝庫なんです
日常は都会に住んでいて何かと便利に囲まれていますが
山の生活は空気感がちがうんです
空気がとっても美味しいんです

山に住んでいるひとにはあたり前の風景も
わたしには新鮮なんです
わらびが採れたりふきが採れたり
自然食材の宝庫なんです

でも前の山の風景は自然といいながら純自然ではないんです
杉が植林されてから40年の風景です
森林組合が手入れしていて整理しています

自然を考えていくとホント純粋自然なんてもう
なくなっているのかもしれないですね
 

記憶のレクイエム 06月18日(金) 
 
体調崩してんやろか熱っぽくって朦朧としています。
なんか無性に音楽が聞きたくなって
いまモーツアルトのレクイエムってのを聴いてます。

   

いっぱい記憶の像がよみがえってきてます
なんでモーツアルトなんやな〜って
自分に聞いてるんですけれど答えてくれないんです

でもね、この曲って思い出があるんです
わたしのこころが不思議な体験したとき
この曲が聞こえていたんです

真っ青な青空の下にナム・ジュン・パイクっていうひとが
銀色に塗った自動車を32台も並べていたんです
その場所はミュンスターという中世の町の宮殿の広場
1997年秋のことです

そのバックにモーツアルトのレクイエムが流れてたんです
最初わたしこの宮殿で合唱の練習してんだと思った
真っ青な青空と静謐な宮殿の石畳に立ってたんです
わたしの不思議な記憶の光景なんです

記憶って生きてきたわたしの痕跡なんですね
いっぱい記憶を詰め込んでいて甦ったり消えたりしながら
生きてるってこと感じてるん
喜んだり悲しんだりしながら水のなかに気泡をだすように
記憶の像がいったり来たりしてるん

レクイエムって魂を鎮めるってことですね
そこには依存と安定を求めるこころがあるようにです
でもわたし、いまはまだこれを求めたらいけないね

たまに音楽を聴いてあげることで魂を休めましょうかね
 

花宇宙-しもつけ- (2) 06月19日(土) 
 
紅い星雲のごとき-しもつけ-の花が今年も咲きはじめました
梅雨どきの朝に可愛い姫君のすがたがありました

   

お花が物語のヒロインとして登場するならこの時期は
やっぱり-しもつけ-の花がなんとも愛らしいです
この前まで白と紅のふたつが並んで宇宙の星雲のごとし
きそいあっていたんですが昨年の暑さで白はダウン消滅

花のつややかさはそれぞれに最高の美しさを競う
群れてひとつの美となる-しもつけ-に
わたしはうっとりと眺め入ってしまいます
わたしのこころはじゅくじゅくと濡れてきています

なにがわたしに起こっているのか知りませんけれど
じっと見ていてあげると精気が入り込んでくるんです
待ち焦がれた愛のひとがたちあらわれたように
わたしはその美しさに魅いってしまうんです

わたしの境界線を朦朧とさせてしまうんです
 

花宇宙-あじさい- (4) 06月20日(日) 
 
紫陽花-あじさい-のお花が好きでいくつもの株があるんです
梅雨時にお花が開き始めて七変化していくんですね

   

開き始めたばかりの最初、まだお化粧のない素の色
でもほんのり色づきはじめてるでしょ
しだいに色濃くなっていくんですよね

少女のころはじめてお化粧するときのあの気分って
怖いようなわくわくするような気持だったこと
あじさいの花の色変化をみていてあげると思い出すんです
あのころのやわらかいこころを・・・

わたしの情が紫陽花に同化していくとき
あじさいの方にしてもわたしに同化してくるんですね
愛らしいっていうか小憎らしいっていうか
まるで天使のような子供のこころそのもの

いっこうに冴えない梅雨どきの気分に。
 

花宇宙-ゆきのした- (4) 06月21日(月)  
 
花には花の世界があるんですね〜いやいやこれは宇宙です
ゆきのした-雪の下-の花が群生してさしずめ宇宙に散らばるスターダスト!!

   

今日は台風の日ですね〜
いまお昼ですけど風と雨がきつくなってきています
窓ガラスに吹きつく風と雨でヒューヒューガタガタ

自然気象のエネルギーを感じますね〜
この一面に白い花の群れはあたかも雪が積もった光景?
わたしには星くず-スターダスト-のように思えてきます。

いつもこの時期になるとこの薬草が自己主張しますね
よく見てみると紅い触手を伸ばして
その先に赤ちゃんを芽生えさせるんですが
この白いちいさなお花の蜜を吸いにくる虫たちがいるんです

ちいさな虫たちはお花の真うえの空中に静止して
それからお花の中心に止まりますね
虫たちもたくさんのお花で面食らっているんでしょうかね〜

そんな光景を思い出しながら
いま外は台風通過中!!


花宇宙-さつき- 06月22日(火) 
 
純白無垢の花びらからの連想は花嫁さんの衣装ですね
この純白のお花に見入っていると
これからお嫁に行くむすめのこころを感じます

   

お庭のあちこちに植え込んだ皐月の苗がおおきくなって
この時期それぞれにお花を咲かせます
ピンク系が多いのですがこれは白です

白い色の皐月ってしだいにまわりに感化されて
ピンクに染まっていくことがあります
このお花はまだ染まっていないです
でもいつまで純粋無垢のままで居られるのかな〜

お花の習性を見ているとそれは人の習性と類似です
お星様の集まっている宇宙のかたちとも類似ですよね
見える姿の奥深くに命の根源があるんだとすると
お花も人もお星様もみ〜んなつながってるんや〜

光ある場所と光がない場所
皮膚に囲まれたからだと意識とその奥にある無意識
望遠鏡で見えるお星様とブラックボックス

光がとどかない場所にある生命の根源・・・
この皐月の花の連想は白無垢衣装の花嫁さんの
こころの奥深〜くの喜びと悲しみの疼きを感じます
 

熊笹をお茶に (2) 06月23日(水)
 
自然に生えてる植物を活用するって生活の知恵ですね。
これは熊笹の新葉です。
いま、野草茶つくりにチャレンジしています。

   

お茶といったら「お茶の木の葉」なんですね
お茶の葉は、紅茶、ウーロン茶、緑茶、番茶と変化させます
でも素人にはなかなかむつかしそうですね
そこで、オ〜イお茶、そこらの草で作っちゃおう〜〜

熊笹の新葉を乾燥させて刻んでお茶にする
そういえば金沢には「笹の葉寿司」っていうのがあるし
京都の祇園祭で撒く「ちまき」も笹の葉で包んであるし
その熊笹の葉っぱをお茶にするっていいやん〜タダやしね〜
そんなことで熊笹茶の出番となりました

乾燥させている途中ににおいをかいでみました
なつかしい〜においがしました
なつかしいにおいのもとを思い出しました
端午の節句にちまきを食べるあのにおいです

笹の葉は一日で乾燥しました
すぎな&どくだみと熊笹を適当にブレンドして煮出しました
ブレンドしたので笹の葉単独の味はわからなかったですが
あま〜い香りがして味もまろやかでした

身の回りの自然素材でお茶をつくる^o^
むかしからそれぞれの地域で作られてきた文化^o^
いつの間にか珈琲や紅茶を文化の中心にしてしまったけど
身近な素材をつかってお茶をつくるのもいいな〜

自分で作るお茶を飲むって気持いいな〜
 

柿の葉をお茶に (8) 06月24日(木)  
 
秋になったら赤い実がいっぱい成ってくれる柿の木です。
そんな柿の木の葉っぱをお茶にする「柿の葉茶」のお話です。

   

柿の葉がまだ新芽のころといっても梅雨時ですが
この葉がお茶になるんです
柿の葉茶はビタミンCが多いことで知られてますね

わたしの庭に柿の木が数本あります
桃栗三年柿八年というように柿の実成りには年数がかかります
わたしの庭の柿の木もようやく実をつけ始める年齢になりました

その柿の葉をお茶にするということも教わったので
昨年から作りはじめました
でもけっこう手間がかかるんです

ビタミンC封じ込めるために蒸す必用があるんです
野草茶とちがっていかにもお茶を作ってる〜って感じです

剪定かねて新葉を摘んで陰干し数時間
そしたら葉がしなってくるので細かく刻んで蒸します
90秒蒸して、30秒休ませて、再度90秒蒸すんですって
経験者の指南書を読ませていただいてそのとおりの実行です

柿の葉は甘いです
奈良は吉野に柿の葉寿司っていうのがあります
柿の葉にご飯をつつんで押してあるお寿司です

こうしてみると柿の木っていうのは生活に密着した木ですね
お庭に一本植えておきたい木としてお勧めです^o^
今から植えて8年後が楽しみですよ〜〜
 

 自然酵母のぱん (4) 06月25日(金) 
 
ぱんのお話しひさしぶりなんですね。
最近はお花とか野草茶とかハーブの話が多かったですが
今日は-自家製自然酵母ぱん-

   

だってね〜ぱん作ってられるみなさんの話を見させてもらってると
わたしのぱんってダサいですね〜〜(笑)
そこで反論(笑)しちゃおうかな〜なんて思って(笑)

わたしのぱんはイエスが最後の晩餐のときに食べたぱん〜〜
2004年も前のぱんなんんだからデザインも味も今とちがうんだ〜〜
なんていってますね。

ぱんを作りたいな〜って思った最初の動機がこのへんなんです
ぱんとぶどう酒を分け与えるっていうお話が発端なんです

自然派生活を指向しはじめたころ
わたしが作ったぱんをあなたにあげて
あなたが作った野菜をわたしが頂いて
そんな交換をすることで仲良くなっていくことって素敵!!
っていうような思いがあったのです。

あげたりもらったりの関係がこころを豊かにする
きっとそうなんですねお金が介入しない物々交換

だから不細工なできあがりでもいいんや〜〜
なんて自己満足しときます(笑)
ぱん作るのってアートする感覚ですからハッピーです。

今日は雨だからちょっとふざけてこころの開放〜〜
 

 ほおずき-鬼灯- (2) 06月26日(土) 
 
鬼灯の花がおわって実をつけはじめました
だいぶ袋がおおきくなりましたがまだみどりです

   

夏のお盆の頃になると袋が真紅になります
まだ小さかった子供の頃にはこの真紅な鬼灯の実を
ゆっくりゆっくり揉みほぐして皮だけにして
お口の中でキュキュキュっと音をつくりましたね

梅雨空のいまごろにまだ熟していない鬼灯をみていると
夏のお盆のころのあの得体のしれない気持を思い出すんです
遠いと〜い昔のきおくの感情なんでしょうか

なにか怖〜いものがゆらゆらと表われてくるんです
紅い鬼灯って-鬼のともし火-そんな字を当ててるんですね
これは魔界の淵からの贈り物なんでしょうか

身体と心の境界の情がゆれうごめいている
遅い夏のあのむんむん草の匂いをかぎながら
からだがもだえていた日々を想いだします

紅い実のころまたまたその姿をお見せしますね
梅雨の蒸す日のけだるさのなかで・・・
 

どくだみが乾燥しました (4) 06月28日(月)
 
この前干していたどくだみが乾燥したのでその写真をのせます。

    

カサカサに乾燥したどくだみが茶色くなっています
湿気の多い日には湿気を吸い込んでいるので
収穫はいいお天気で空気が乾燥している日がいいですね

お花と葉だけでなくて茎も根っこも全部お茶にしています
手で揉むと花と葉が落ちて茎の部分と分かれます
あとは鋏で適当な大きさに切り刻んで保存しておきます。

やってみれば簡単なんです
でもお茶としてはお薬のような感じがする味なので
わたしはいくつかの乾燥させた野草とブレンドしています

どくだみ、柿の葉、熊笹、
これから夏に収穫するシソ(大葉)、げんのしょうこ
こんなのを適当量ブレンドしての野草茶ですね

ハーブティーはスポットで飲みますけれど
野草茶はお番茶ですね
いまホームページでお茶のページを制作中なんです
http://www.geocities.jp/osibe1010/sub01.htm
このページも見ていただけたらうれしいですね
 

やまあじさい (5) 06月29日(火) 
 
やまの崖っぷちに咲く花-やまあじさい-
自然のなかに咲いている花だからなんとなくひ弱な感じです
 
    

これは自生なんです
夏の頃になると回りにはいくつもの植物が群生します
そのなかで共存を図ろうとしているんですかね
お互いに譲り合っているように見えて
やっぱり生存競争はげしいみたいです

このやまあじさいは毎年同じ場所に花をつけます
うつぎやあおきややぶつばきといっしょにいます
花をつけていないときってその存在はわからない
でも花をつけると一気に目立ちます

誰だって目立ちたいときってありますよね
植物にとっては花をつけることで自己主張ですね
それぞれにちょっとずつ花を咲かせる時期をずらしてね

植物をみていると人間の欲求とかわらないな〜
いやはやね〜人間をみていると植物とかわらないな〜
たまたま根を土の中に下ろしてしまったた植物群
動物と植物の共存で自然は巡っているんですね

人間のこころが野生を感じる時ってこんなとき
ゆらゆらゆらりと気持がゆれて植物と同化する
 

花宇宙-あやめ- (2) 06月30日(水)  
 
あやめとしょうぶはおなじ菖蒲っていう漢字をあててますね。
ここではあやめという名をつかいます。

   

お花にこころ揺すられて写真に撮っていますけれど
撮るわたしにも選択してしまう気持があって
花ならなんでもいいというのではないんです

この菖蒲は園芸種だと思います
観賞用に品種改良されているんだと思います
それでかな?かなり強烈な印象を受ける色と形なんです

わたしの気持としては自然種の素朴な花がお好み
でもいつもの場所に咲いているから継子扱いしてはダメ!
って言い聞かせて撮ってあげたものです

花は宇宙の相似形だとのイメージがあります
昔の人が花は宇宙だと思った感覚と今とはちがいますよね
今は宇宙の姿というのも写真で見て知っています

時代と環境が変わってでもでもです
お花が人のこころに感じさせる感動っていうのは
その深〜いところでは変わらないような気もします

あやめは邪気を祓うお花だとされているようです