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農塾たより
2004.8.27〜2004.11.11



自家菜園の写真集-2004年-

 

 

 

 

 



農塾たより


September 06, 2004
農塾たより-1-

京都農塾(京都府園部町天引)では夏野菜の胡瓜や茄子の収穫が終わり、
秋野菜のためにはたけの整地をしました。



農作業には、あまり機械をつかわずにほとんど人力でやっています^o^:
有機栽培で無農薬をモットーになおかつ人力ですから、
ある意味で、非生産的な作り方ですね。

掲載した写真は、9月4日の農塾作業の一コマです。
鍬をもって慣れない手つきで土を整理しています。
この前には、茫々と生えた草の刈り取りを手袋はめて引っこ抜いたんです。

この春まで消費者としてありました私たちです
農産物を生産することの苦労がわかります。
なおかつ、農薬なしの人力エネルギーですね。

機械化による大量生産方式の作物のありかたとか、
農産物商品としての見栄えよさ追求とか、
消費者だったところから生産者の方へと気持ちが移ってきますと、
現在の食品のあり方、生産、流通、消費のサイクルについて、
いろいろと考えることが多くなりましたね〜

いまここでは、詳しくは言いませんけれど、
本当に中味が美味しくてヒトにやさしい農作物が、
何処でも手に入るような仕組みにしないといけないな〜
これまで何を食わされていたんやろな〜って感じです。

京都農塾たよりを不定期ですが連載していきます。


September 07, 2004
こころの居る場所

ヒト個人のこころの底に、ニヒリズム・無常があるとする近代人間観。
特に都市生活っていうのは、浮遊している人間群の場所なのかも知れません。



コンクリートに囲まれて人工光に反応するこころの状態です。
子供たちの置かれてる環境(いや、大人も同じでスね)って、
もう最悪?っていったらいいんでしょうか。
最悪っていうのは、開放されるこころの状態、に対置してです。

こころの居場所が無い!って感じているヒトがいます。
自分の持ってるバリアーを外していったら、
そこには訳わからない感情の孤独感宿る場所があった・・・
なんていうのが現代のヒト個人のこころが置かれてる、
偽らざる場所なのかも知れないですね。

そこで土に親しむ。光と大地のなかに皮膚に囲まれた身体を置いてみる。
かって都市が今ほどに成熟しなかったころのヒトの感覚を想像してみます。
地域共同体(現在ならインターネット共同体)が(良否は別にして)ありました。
集団帰属欲求を無意識に充足させていたのかな、と思います。

子供たちが、家族に所属できない、学校に所属できない、心情を叫びます。
インターネットのホームページに依存していきます。
そこはヴァーチャル環境です。この子供たちの傾向をどう見るかですね。
やっぱり危険ですね、これは、現実感覚が欠落していきますよね。

でも、その傾向をとめることはできないと思っています。
今後ますます増強され強くなっていくことと思います。
だってね、ヴァーチャル領域を手にしてまだ10年未満の世界です。
ひとつのメディアの生成期ですから、現在っていうのは、ですね。

この傾向をとめることができない時代だとすれば、
そのことと同時に何を手にいれさせるか、ですね。
立派な社会人になって!なんていう社会はハリボテ、嘘っぱちだしね。

写真に写ってる子供たちの未来です。
この土に触れて収穫する体験のなかでの感覚です。
食べものを生産するっていう現場での触覚体験です。
ヴァーチャル世界と現実世界のなかで、触覚体感できる農作業。

こころの居る場所として、こういう場が有効に作動する可能性あり〜!です。


September 08, 2004
農塾たより-2-

お米、おこめ、米・・・おこめは主食です。
農塾で作っているお米の稲穂です。



お米はなんといっても最重要な食物ですね、わたしたちの文化では。
台風が通過していった数日後の撮影です。
稲穂が垂れてきて刈り取りはまだ早いですが、ここでデビューします。

わたしたちの基本は米文化です。
ファーストフードの食にしても、回転寿司、牛丼、カレーライス・・・
やっぱり小麦文化うよりも親しみやすいじゃないですか、ね。

でも米離れ現象ってのもありますよね。
食卓では、おかず主流でご飯がお添えもののような感じもあります。
朝食はパン、昼食はハンバーガー、夜は居酒屋でビールに肉食中心・・・
なんてことが主流にでもなるかのようなアーバンライフです。

食の乱れを憂う、ですね。
といっているわたし自身、食を乱していた張本人でしたね。
米よりパン、畳よりベッド、寝巻きよりパジャマ・・・
こうして心身ともに西欧化されてきたんですが、ちょっとマテ!でしたね。

といってもやっぱり西欧文化から抜けきれませんが、
少しずつスローに固有文化の中の方へと歩み出しています。
地産地消という掛け声や、スローフード・ムーブメントというのは、
外来・飽食の時代への反省をもっての生活運動ですね。

稲刈りが楽しみです。


September 09, 2004
農塾たより-3-



京都農塾の塾生が取り組んだ方法は、
有機肥料による無農薬栽培です。

春から5月にかけて作付けた野菜類は14種。

キュウリ、トマト、プチトマト、ナス、加茂ナス、ピーマン、
万願寺トウガラシ、スイカ、エダマメ、オクラ、サトイモ、
トウモロコシ、カボチャ、インゲン豆。

これらの野菜の収穫は、7月から9月にかけて順次おこないました。
このうち不作だったのがスイカ、カボチャでした。
トマトもむつかしかったですね。

豊作は、プチトマト、ナス、加茂ナス、万願寺トウガラシ、インゲン豆、といった作物でした。
7月以降の収穫野菜は分配し家族単位で持ち帰ります。
2週間に一度の作業なので、成長の早い野菜は採り遅れになったりします。

仮に店頭に並べたとしたら商品価値があるかといえば、
見てくれ格好はあまりよろしくないので、ダメですね(笑)
でも食べてみて、味は最高だと思いましたね。

自分たちで作ったからおいしい!っていう贔屓目評価じゃなくてです。
ホント土の香りがしますね、あ!昔の味や〜!って思いますね。
食べてよみがえってくる味覚です。

どうして違うの?っていう疑問の答えは、まだです。
でもちがうんですね、自然に逆らわずに育ってる!
たぶん、これがおおきな要因だと思います。

写真は収穫した野菜を選別し分配しているところです。
おおむね女性たちの作業となっていますね。
まあ、男は力仕事ですね、やっぱりね^o^:


September 10, 2004
農塾たより-4-

京都農塾のお話です。写真は秋植え、九条ネギの苗です。



春に植えた野菜の収穫報告をしていましたが、
今日は秋野菜の種まきと植え付けの話題です。

先日9月4日が作業日だったんですが、
種まきは、青首大根,聖護院大根、かぶら。
植え付けは、九条ネギ,秋じゃがいも、でした。

種まき、植え付けの前に、
はたけの草引きをやりました。
鍬をもって畝つくりをおこないました。
白菜やキャベツ、それにホウレンソウとかも予定しています。

こうして春から夏を越して、秋になってきました。
農塾に参加しているメンバーも、家族で参加が多いです。
それぞれの家族どうしの交流が始まっています。

来年も第3年目で塾生の募集がありますから、
近くの方で興味あるひとは問い合わせるといいと思います。

では、また、報告していきます。


September 15, 2004
農塾たより-5-



国土の大きな近未来が描けるとしたら、
IT産業に代表される先端科学分野と同時に、
「農業の恢復」をあげることができると考えています。

京都農塾が2年目を迎えてきた背景には、
国土の将来をどうするのか、という命題があることも事実です。
食品の自給率が低下していることを憂う声があります。
その背景は、歴史のなかで食料の生産活動低下は国土が滅ぶ・・・
そんな思いが見え隠れしています。

わたし個人としては、そんな思いが強いわけではありません。
ここでblogに記事を書く話題として、農全体の構造にも言及しているんです。
食に関しては、あちこちで憂う声があります。
食肉の分野でも、農産物の分野でも、関心高いです。

でもわたしのテーマは、ヒト個人の問題です。
そこに従事するヒト個人のこころのあり方への関心です。
この関心は、それぞれの、わたし自身の問題でもあるんです。

京都農塾では、農作業の現場が提供されています。
参加してきたヒト個人の目的はさまざまです。
でもおおむね、自給自足というのが共通の切り口ですね。

そのきっかけは、アトピー体質の改善とか、
引きこもりがちな子供を連れ出すこととか、
老後の生き方のなかに自然との共生を組み入れるとか・・・

目の前で手にとって触れることができる野菜の生産活動。
この生産するということを身体に取り戻すことが重要なテーマだと思っています。
もちろん就農希望者には、そのアドバイスもできるようになっております。

今日の写真は、秋植えのジャガイモです。
先の作業日にはたけに植え込んだものです。


September 20, 2004
共同田圃の稲刈り



京都農塾の共同作業場に田圃があります。
約半反(約150坪)の田圃です。
18日の土曜日の午前中、この田圃の稲刈りをしました。

有機肥料による無農薬栽培でした。
収穫量は平均100キロ強ですが、それほどは採れてないですね。
平均の半分程度かも知れません、つまり50キロ・・・
これだと、大人一人の1年分の平均消費量程度です。

この日集まった家族は9組、共同して世話して育ててきた稲です。
手に鍬もって刈る、完全手作業です。
なんとなく悠長でしょ!今の時代に。
大げさにいってしまえば、ひとつの新しい共同体誕生!
だってね、この春まで、全くの他人同士だった家族メンバーが、
ここに集まり、共同作業で収穫してるんですからね〜〜!


September 22, 2004
農塾たより-6-




京都農塾の塾生たちが育ててきた田圃の稲を刈り取りました。
刈り取りあとの記念撮影です。
塾生は家族単位での参加が多いんです。
幼児や小学生のころから自然になじむことで、
大きくなってからのいい思い出になると同時に、
自然との共生する生き方をめざす大人になるんではないですかね〜


October 20, 2004
農塾たより-7-

春から夏の野菜栽培が終わって秋から冬に収穫する野菜栽培へ。
9月に作付けした野菜の種&苗は次のものです。
キャベツ、白菜、青首大根、かぶら大根、聖護院大根、それに九条ネギ。



10月16日の作業日は、主に草引き、雑草取りでした。
つくづく思います。土と光があるところには植物が繁殖する。
それも雑草とくくってしまう植物群の成長ぶりには目を見張ります。

それらの草を引っこ抜いていく作業です。
手袋した手指で抜いていくんです。
マルチもしてない露天ですから草がびっしり生えています。
土が健康な証拠ですね。

うれしい反面、めんどやな〜、って思いますけれどね(笑)
ほとんんど人力でやっていきますから投下資本は最小です。
人力エネルギーの累積です。

効率がわるいといえばわるいですね
大規模農業にはまったく向いていないです、あたり前!
キャベツも白菜も、葉は虫食い状態ですしね。
あたまっから、商品にはならないッスね。
じつは、この商品野菜というのが曲者ではあるんですけどね。

というわけで、今日の農塾たよりの写真は、畝の草を引いてるの図です。


October 25, 2004
農塾たより-8-

台風で野菜高騰!っていうニュースが流れてきていて、
スーパーで売られてる野菜の値段にはもうびっくりします。
需要と供給バランスで価格が決まるという原理は理解できるものの、
気持ちとしては、どうも納得できないな〜、というのがホンネです。



京都・園部にある京都農塾のはたけも、この台風の影響を受けました。
自然のなせる業だとはいいつつも、やっぱり残念無念の気持ですね。
で、気を取り直して、自然を相手に、自然のままに、をモットーとしてるんだから、
これも自然のままの姿やな〜、と納得しましょう。

九条ネギ栽培をしているんですが、根っこを残して刈り込みました。
もちろん食べます^o^よろこんで!!
野菜が高騰しているときに助かりますね、自給自足!

今日は、ネギの臨時途中収穫(笑)の話でした。


November 29, 2004
農塾たより 2004.11.27



塾生が共同で野菜をつくる現場からの報告シリーズです。
ちょうど11月のいまごろは収穫野菜が少なくなるときです。
京都農塾では、秋になって大根やかぶらの種を撒きましたが、
ほら、ごらんのとおり大分大きくなってきましたでしょ〜!

農業体験を、家族で参加する人が多くなってきています。
とくに小さい子供をつれて農作業に参加することって、
その理由に、子供の教育への配慮があります。

子供が野菜の生産している場を体験することって、
教育の重要ポイントじゃないですかね。
とくに都会地に生まれ育つ子供たちへの配慮ですね。

写真は、お母さんと一緒に収穫した大根をもって・・・

nakagawa shigeo


October 04, 2004
稲刈りと新米を楽しむ

ひととつながろう、自然とつながろう。
10月2日、稲刈りと新米を楽しむ会が催されました。



ここは京都の園部です。
京都ナチュラル・ファームが主催した「稲刈りと新米を楽しむ会」の報告です。

10月2日(土)午前10時に集まった家族メンバーは20数人。
京都や大阪に住んでいる人たち家族連れで集まりました。
あいにくの小雨模様でしたが稲刈りをおこないました。

稲刈りのあとのお昼ごはんは、新米「あきたこまち」です。
ブロック積んで薪(まき)の火で三升の新米をお釜で炊きました。
おかずは採れたてお野菜の天ぷらです。
生産者と消費者の交流会ともいえるこの催しは秋の収穫祭!

都会に住んでいて日ごろ土にふれる機会の少ない子供たち。
毎日食べてるお米の生産現場を見て、手で刈る体験です。
もちろん大人も興味深々ですよね、稲刈りそのもの。

色づいた稲穂を自分の手で刈ることって、収穫の喜びを味わうことです。
かってあった田舎の光景の再現とでもいえばいいかも知れないですね。
現代農業、稲刈りは機械でします、乾燥は乾燥庫でやります。
人の手に、作ること食べることの楽しみや喜びを取り戻そう!
日常に、お米を炊くのは電気釜、でもここではむかし懐かしお釜さん。

炊き上がったお米の味は、ふっくら美味しい!!
おこげもできて、年配者はもうレトロ、ノスタルジーでしたね〜

京都ナチュラル・ファームは、自然農法に取り組む生産者です。
所在地:京都府船井郡園部町天引
TEL/FAX 0771-65-0089
新米や野菜の通販もやっています。

写真は当日のお米を炊く光景です。


October 05, 2004
昼食は天ぷら
稲刈りと新米を楽しむ会-2-



稲刈りのあとの昼食は、自前で栽培したお野菜の天ぷらです。
茄子、万願寺トウガラシ、オクラ、サツマイモ、玉ねぎ・・・
収穫祭!ですが素朴な会食ですね。
でも贅沢だと思いませんか?

自給自足を実践していく道筋としてこの光景をとらえると、
お金をかけて高級レストランでお食事をする贅沢とは、
贅沢の質がちがうんですよね。

田んぼが道路に面していますから、天ぷらを揚げるテーブルは路上です。
路上はアスファルトです。
アスファルト道路は自動車の通る道です。
車社会のことですから仕方がないですが装備ですが、
この路上にて天ぷらを揚げる光景ってちょっとこっけい感が漂います。
でも、これが現代社会のなかの現実の光景なんです。

自給自足を目指すから全て自然のままに!なんていいません。
でも行き過ぎた自然の破壊は困りますよね。
自然の生態系が変わってしまって人間には便利で都合よかっても、
動物や植物にとってそれがいい環境になったわけでなくて、
むしろ住みにくくなってしまってるんだとしたら、
どう環境を保全していくのかということが必要ですよね。

自分たちで作ったお米やお野菜を、自分たちで食べる。
自給自足というのは、このサイクルが基本ですね。
そのことを祝う収穫祭!
まつりの原点に近づいたような気分です。


October 18, 2004
ヤギを飼う

自然農法を考えるときに循環という概念をもちます。
いまの言葉で言えば、自然環境にやさしい農業ですね。
で循環型農業のなかに家畜を飼うことが入ってきます。



京都ナチュラル・ファームの取り組みに、ヤギ牧場の運営があります。
この写真のヤギさんは、ヤギ牧場のヤギさんです。

理想をいえば、
ヤギさんに野原の草を食べさせて糞を堆肥にする。
ヤギのお乳を搾って動物性蛋白源を確保する。
生乳だけでなく、チーズにしたりヨーグルトにしたりできます。
循環型農業を設計するときに、この家畜を育てることが入ります。

ヤギの糞を藁や籾殻と混ぜて堆肥にしています。
地域内での自給自足を実現するためには、
このサイクルが必要ですね。
もちろん有機肥料ですから環境にやさしいです。

ヤギは除草に約立ちますし、良質なミルクを取ることができます。
ヤギさんって性質を穏やかですから、
ヒトと共存していく動物としても適していますね。
もちろん鶏さんも、豚さんも、OKですよ(笑)

まあね〜理想を理想におわらせず、実践していくことから始まるんです。
そういう地味な取り組みをしています。

ここでは、今日はヤギさんの話題でした。


November 02, 2004
やぎ牧場のはなし



地域での農業を考えるとき、家畜との共生が話題になります。
ここは、やぎ牧場、京都ナチュラル・ファームの畜産部門です。
京都・園部の山間に、やぎ牧場があります。

この前、京都農塾では、やぎの糞から堆肥をつくって、はたけにまきました。
動物の糞からつくる堆肥には、馬、牛、鶏がありますが、ここではヤギです。

はたけは有機栽培で・・・、といいます。
この有機栽培の肥料が有機物、化学肥料じゃないんですね。
でも有機肥料となる元の家畜さんの食べてるものは何ですか?
こだわりは「ここ」ですね。
輸入ものの遺伝子組み換え作物を食べてる?かも知れないですね。

やぎ牧場のやぎさん、全て地域内の草原で草を食べてる!
というのが理想ですが、現在は、そこまでは賄えないんです。
理由は、草がないからじゃなくて、そこまで世話する時間がない。
やぎ牧場では世話してくれるヒトを探してるんですが〜〜。

理想は夢のごとく拡がっていきます。
でも、現実はなかなかきびしいんです。
こんな話題も取り入れながら、地域での農業、
地産地消という理想を捉えていきたいと思います。

今日の写真は、やぎ牧場の看板です。

nakagawa shigeo


November 03, 2004
やぎ牧場



農業の畜産部門として、やぎ牧場を運営する意義です。

やぎのミルクをとることが第一にあります。
やぎのミルクは脂肪の球の構造が小さいため、消化吸収がしやすいんです。
牛乳が合わないという人でも、やぎのミルクなら合うという人もいます。

これは、牛のミルクとたんぱく質の種類が違うのです。
ですから、牛乳アレルギーの人でもやぎのミルクなら飲めるということです。
やぎの飼育で、チーズやヨーグルトを作ることもできます。
ヨーロッパではシェーブチーズと呼ばれるポピュラーなチーズです。

やぎを飼育することで除草に役立てられることが第二です。
山間地で牧草地の少ないところでも、飼いやすい牧畜なんです。
それに性質も穏やかですので、ヒトとの共生がしやすいです。

田畑の草を刈り、やぎに食べさせて、やぎからミルクをもらい、
糞から堆肥を作り、田畑に入れて作物を育てる。

やぎを飼育することでいえることは、
有機肥料でよい土を作り、なるべく農薬や化学肥料を使わないで、
持続可能な循環型の農業をめざすには、適していることです。

写真は京都ナチュラル・ファームのやぎ小屋です。


November 01, 2004
かぶらと大根の収穫



秋たけなわ、11月になりました。
こちらはかぶらと大根を収穫したのでご報告です。
今年は、台風の影響で野菜が高値ですね。
生活直撃っていうのでしょうかね。

私のほうは、自給自足とまではいきませんが、
自家菜園で野菜を栽培しています。
これでも助かるんですよ、野菜供給にはね、
生産することと消費することを一つのものにすることを目標に、
この、あい農学校では、いろいろと情報を提供しています。

今日発売の、地上12月号(家の光協会発行)誌上、
アグリ@ナビに、あい農学校を紹介していただきました。
ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
アグリ@ナビのHPのアドレスです。
http://www.ienohikari.or.jp/chijo/agrinavi/agrinavi.html#top

また、このココログサイトに、姉妹blogとして、あい自然学校のサイトを開設しました。
この、あい農学校は、農産物生産に関する情報を中心に掲載していき、
あい自然学校は、自然に親しむ交流の情報を中心に掲載していきます。

ということで、このココログに6つのサイトを開設しています。
(1)あい写真学校&綜合文化研究所、(2)写真学校フォトハウス京都
(3)あい写真学校、(4)あい文学校、(5)あい農学校、(6)あい自然学校
それぞれにコミュニティHPをリンクさせています。

ネットワークを活用した新しい学校コンセプトを作りたいと思っています。
よろしくお願いします。

nakagawa shigeo 2004.11.1


November 09, 2004
安心・安全お野菜!



食品の安全性ということが云われています。
もちろん気持ちのところで、安心して食べられる食品です。
食品流通の段階で、嘘偽り表示が起こっています。

例えば、昨日の讃岐うどんの嘘表示です。
ボクは国産小麦粉を使っています。
パンを作るのに省農薬栽培のブレンド小麦粉です。
たまには有機認定の小麦粉を使いますが、単価が高いですのでね。

一応、生産から流通ルートを信頼しています。「よつば」扱いの小麦粉です。
外国産小麦って、農薬やポストハーベスト問題がとり立たされていますから、
原則、使っていません。

小麦粉は自家栽培できないので、信頼できるルートで購入します。
主食の米は、田舎から仕入れます。
多少農薬を使ったお米ですが、
どの田圃か判っていて気持ちの上で安心してます。
お米は、今年、京都農塾で田圃をやり、少しですが収穫しました。
有機農法省農薬お米です。

お野菜は、なるべく自給できるようにしたいと思っています。
有機農法による無農薬お野菜です。
自分の目で確かめていますから、正真正銘、有機無農薬野菜です。
正真正銘、安心・安全野菜です。

もう自衛手段ですね。
自給自足をめざしています。

写真は、オクラとオクラの種と柿とカリンの実。