むくむくアーカイブス 最新更新日 2012.1.29

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田舎暮らしノウハウ


田舎暮らしのノウハウ

田舎暮らしを始めようと思ったら、自分と家族の現状を把握することからはじめましょう。



November 03, 2004 自然から学ぶ


自然から学ぶことって多くあります。
ここで自然っていいますけれど、
自然現象、自然風物、自然環境・・・
いろいろな言い方があります。

自然学校っていうと、子供を対象に、
昆虫観察とか、星座観察とか、里山キャンプとか・・・
自然環境のなかで体験学習していくことを想定します。
ここでは、子供の体験学習も含めて、もう少し大きな枠で、
自然について考えるスキームが必要だと思っています。

環境の問題や生活環境の問題などを含めて、
自然とは何か?ということを、
人間社会との関連のなかで見ていきたいと考えています。

ヒトの内面、こころの深くを探りながら、自然との共生を考えます。
というのも仮説として、現代社会が病んでいる、との前提があって、
もし病んでいない状態を想定するなら、それを描いてみようとの想いです。

自然への憧憬、夢物語を紡ぎ出そうというのではないんです。
新しい生活スタイルへの模索を、始めていきたいと思うのです。
基本には、いまは時代のターニングポイントなんかな〜との思いです。

nakagawa shigeo




November 18, 2004 自家菜園をつくる


自然に親しむ田舎暮らし。

そのひとつに、自家菜園をつくる、ことがあります。

田舎暮らしをする目的には、
本格的に農業へ従事する、ということがあります。
でも、実際に、専業農家になることは難しいように思います。
兼業農家なら、やっていけるかもしれません。
そこで、専業か兼業か、という選択のほかに、ちょっとだけ農作業。
最初は、これくらいの思いで田舎暮らしを始めるほうが、気が楽です。

ボクの場合はそうでした。
もともと都会生活者のサラリーマンでしたし、
お百姓の経験は全くありませんでした。
ガーデニングからベランダ菜園レベルの経験でしかありません。

でも、自然に親しむというか、自然と共にありたいと思うと、
土に親しみ、自分たちの食べる野菜は自分で作りたい。
そんな欲求がでてきます。
でも、サラリーマン稼業をしてきたもんにとって、
土を耕すことって、たいへんな作業なんですね。

田舎暮らしの計画を抱くとき、農作業は無理のない計画が必要ですね。
就農する目的で考え計画するなら、それなりの計画が必要です。
ボクなんかは、どっちかいうと田舎暮らしは楽チン、ユックリズムだと考えていました。
ですから、はたけ仕事は慣れるまで、ちょっときつかったですね。

それで、無理なく、少しずつ、始めていきましょう!って提案なんです。
それで、より深く時間をかけてやっていきたいと思えたら、前へ進める。
最終、自給自足の実現!!

nakagawa shigeo




November 29, 2004 やぎ牧場にて


昨日のはなしです、子供をつれてやぎ牧場へいってきました。
写真は、そのときの光景です。
やぎ牧場は、京都・園部にある「るり渓やぎ農園」が運営しています。

地球にやさしい農場をつくっていくためには、
無農薬栽培と同時に有機肥料栽培が必要ですね。
ここでは、やぎを飼ってお乳を搾り、
やぎのお乳でヨーグルトにしたり、チーズを作ったりしています。
このやぎの食べものは農園の草です。
そのやぎの糞を混ぜてつくった堆肥を野菜栽培のはたけに施します。

まだまだ、この地球にやさしい農場への取り組みも、
生産・流通・消費の完全なサイクルをつくるまでにはなっていませんが、
でも運営者の実践努力には敬意を表しますね。

自然を自然に保ちながら人の生活を作っていく。
そこに出来上がってくる世界というのが、
新しい時代の大人や子供が求めている、自然生活だと思います。

nakagawa shigeo




December 14, 2004 山から銀杏!


近くの山へ入ってみると、そこは真黄色の落ち葉の絨毯でした。
おおきなイチョウのきのしたで、あなたとわたし、いっしょに銀杏拾い!
山の小動物たちもやってきて、いっしょに銀杏拾いましょ!

自然生活というのは、自然の恵みのなかに、
身も心もゆだねていくことですね。
でも、これが出来そうでなかなか出来ないんですよ。

山で拾う木の実や山菜だけで生活できたら、どんなにいいだろうね。
自然のままに採取できるものでは、主食にならないんです。
そこで栽培、稲、麦、芋、それにお野菜・・・・

銀杏はそういうことではおやつのかわりです、程度です。
でも簡単に皮をむいて水洗いして干しておくといいんです。
匂いがきついから外に干しておいて置くんです。

nakagawa shigeo




December 28, 2004 山から胡桃!


あい自然学校で〜す!

山の自然は食べものの宝庫です。
最近の野菜を売るお店にも出ている胡桃ですが、
この胡桃は自然種といえばいいのでしょうか、
山に自生している胡桃です。

胡桃のある場所っていうのは水のある崖っぷちが多いんです。
胡桃の習性だとおもうんですが、採りにくい場所ですね。
食べるのはこの種のなかの実ですよね。
胡桃割り人形ってチャイコフスキーのバレエ曲にありますが、
殻が固くってなかなか割れないんですよ。

栽培ものではないので、小さいんですが味はしっかりしています。
冬場の朝のテーブルに素焼きでそのまま並べます。
香ばしい匂いと味が魅力ですね。
なにより自生の胡桃です。

自然人をめざして山での生活つくりですから、
食べものは厳選していったほうがいいですね。
自然食ブームですからといって、
自然風に栽培したのを買ったのでは、ね!
なんのための自然人生活なのかわからなくなりますもんね!

nakagawa shigeo




January 05, 2005 再び銀杏の話題


自然とともに生活をつくっていくという考えの流れがあります。
自給自足思考とか自然食志向とかの方向です。
ここ、あい自然学校でも、この流れに乗っていこう、です。

自然の恵み、銀杏を拾う、です。
ボクはこの行為を象徴として捉えています。
銀杏拾ってそれだけで生活が成り立つわけではありませんよね。
主食にもならないですね、銀杏では、ね。

で、何に対する象徴か、ってゆうと、都市生活に対してです。
アーバンライフからルーラルライフへの転換の象徴です。
銀杏は自生とはいえ植樹されたものです。
自然とはいいながらもまったくの自然とゆうわけではありません。

で、ルーラルライフの究極目標が自給自足だとしても、
採取生活ではやっていけない自給自足です。
必然的に農耕生活をめざすことになります。
現在では、この農耕生活が経済システムを越えられない限界があります。

この限界は農耕道具や種などが自給できないことにあります。
こちろんこの限界をどのようにして超えるかが課題ではあるんです。
その超える先に、銀杏の採取という行為を置いているんです。

今年も、あい自然学校では自然生活の方法を考えていきたいと思っています。

nakagawa shigeo