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中川繁夫の物語と評論ページ

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最新更新日 2022.1.19
えろすにっき
中川繁夫:著

 ウエブリブログに連載の文章

えろすにっき-1-

 


えろすにっき-1-
20211122
これは物語、フィクション、そのころ、同伴喫茶という喫茶店がありました。純喫茶、ジャズ喫茶、クラシック音楽喫茶、いくつかのジャンルにわけられる喫茶店ですが、その同伴喫茶というのは、男女がセットではいる喫茶店でした。あのね、男と女がいちゃつくのに、いくつかのレベルがあると思っています。河原で、公園で、男女がお喋りしながら時をすごす、これが第一のレベルだとすると、次には同伴喫茶で少し身体を密着させながら時をすごす、これが第二のレベルです。第三のレベルは、ラブホテルにはいって、密室でセックス行為することです。そのころというのは、まだビデオもネットもなかったころで、戦争が終わって、いよいよ自由恋愛の時代になって、男の欲望と女の欲求があわさって、恋愛の関係になるころ、アナログ時代といえばいいかと思います。
男女が横座りしてキャビンになったのが並んでいる同伴喫茶、キャビンではないけれど頭が隠れる高さの背凭れで、男女が並んで座って前のテーブルは奥行き30㎝くらいで、横は通路、狭い空間ですが、抱きあうことはできる、愛撫しあうことまではできる、交合するには狭すぎる、いや無理すれば向きあって、女が男を跨いで、接合させたまま、悶えキッスしあって高揚していくレベルが可能です。キャビンのところはもう少し幅があって、そのことが可能な120×90くらいのボックスです。かなり大きめのボリュームで音楽が流れているので、耳元でヒソヒソできるくらい、これで愛を奏でる言葉を彼女の耳元へ、息を吹きかけるようにして、その境地へと導かれていくのです。薄暗い店内、ジャズが流れていて煙草の煙が立ち込める空間です。

えろすにっき-2-
20211125
これは物語、フィクション、そのころ公園は街灯も少なく、木陰や草叢などはかなり暗闇になります。夏などは、男と女、公園にやってきて、草叢に座り込んで、抱きあうのです。男と女の欲望は、求めあって、欲求を満たしていきます。最初はキッスからはじまり、肩を抱いた男のもうひとつの腕は、彼女のからだを着衣のうえからまさぐるのでした。彼女の鼻からぬけるような吐息が、男を興奮させていきます。男は、まわりをみながら、彼女を夢のなかへと誘ってやります。「ううっ、う、う、ううっ」キッスしたままで肩を抱いた腕はそのまま、男の手が彼女の太腿を触り撫ぜあげだします。パンティストッキングを穿いた彼女は、お尻をもちあげ、パンティストッキングの腰からお尻を抜いて、太腿のなかほどまで下ろしてしまいます。男の手は、彼女の太腿のうちがわを、直接に触ります。温かい肌のぬくもりを感じます。彼女は足首を合わせたまま、こころもち膝をひろげてしまいます。男は、唇を彼女の唇にあわせたまま、舌と舌を絡ませます。そうしてズボンのベルトをはずし、ジッパーをおろし、彼女の手をそこへ誘導してやります。男が穿いたブリーフのうえ、ぷっくら膨らませた股のうえへ彼女の手を置かせるのです。
彼女はパンプスを脱ぎ、パンティストッキングを脱ぎさります。フレアスカートがめくられます。男は、彼女の股間、パンティを穿いたうえから、指でなぞってやります。「ふぅっ、ううっ、う、うっ」キッスされたままの彼女から薄くてくぐもった声が洩れてきます。男の手は彼女の股間の布を退け、ヘアーから股間へ、人差指と中指の腹を、おろしていきます。ねっとり、生暖かい彼女のそこが、濡れているのが指先から伝わってきます。キッスを解かれた彼女が、のぞけります。彼女はブリーフの前割れから手を入れ、男のモノを握ります。もう、勃起している男のモノです。「あっ、あっ、いやっ、だめ、あっ、あっ、ああっ」男の指が、彼女の濡れだした壺へ、挿入されたのです。そこで深いキッスを、男は、彼女の舌に舌を絡ませ、吸い吸いしながら、指をくねらせ、彼女は男のモノをしごきます。男は、彼女を向きあうようして、腰を跨がせます。フレアスカートをひろげて、パンティは穿いたまま、男はブリーフを太腿まで下ろして、びんびん男のモノを、彼女の壺へと導きます。挿入、ぶすっ、薄暗い公園の草叢、木陰です。男のモノが彼女の壺にきっちりと収まったまま、抱きあうのでした。

-1-
210116
パソコンのピクチャーのなかにマイフォトというフォルダを作っています。
どこへも行き場のない写真を収めているフォルダですが、なにか使い道がないか。
いろいろ考えていて、つまり、それは自分の作品をつくることに尽きるのです。
アダルト指定で、ブログを運営しているけれど、アダルトではないエロスを作りたい。
これまでにも、何度か試みているところですが、なかなか難しいところです。
官能小説作家が、公開できる言葉をつかって、描写を試み、官能小説に仕上げる。
ぼくの場合は、公開できない言葉をつかって、アダルトサイトで執筆している。
描写の限界へのチャレンジ、というように思っていて、日本語表記でどこまでできるか。
かれこれ10年以上が過ぎて、かなりな量の文章群ができたところです。
長大な小説のエピソードといった感じで、全体としてひとつの物語だと考えています。
エロス表現への興味は、読み手としては子供のころから、書き手としては還暦のころから。
どこかで終えないといけないのに、まだまだ、続行しているところです。
男女二人だけの行為として密室を想定して描くエロス小説、リアルロマンノベルがあります。
複数の男に女が一人、アダルトの映像でよく取り上げられる内容の文章、小説があります。
この先、いつか、削除してしまうことになるかも知れない、このようにも思うところです。

-2-
210118
コロナウイルス蔓延で、緊急事態宣言がだされているところです。
京都でも発出されていて、感染者数が過去最高の人数になっているとの報です。
昔なら、疫病というところで、何度も人間社会が侵されてきたんだと思います。
疫病退治、疫病封じ、神社を作って、祈ってきたのだと思います。
現代は、科学が発達しているから、原因がウイルスだとわかっています。
原因がわかっているので、対処法はワクチンを体内に入れる、ということです。
まだ当分は、外出自粛して、人と接しないようにする、これしかないですね。
外出自粛というとお家にいること、ホームステイといっているんですね。
ホームステイしていて、映像をみたりすることが多くなったと思います。
あまり表には出てきませんが、アダルト映画とか、そういうのが観られたり。
世の常、人は新しい手段を手に入れると、その手段をつかって、えろすに走る。
走れメロス、じゃないですが、エロスに走る、これ、本音のところではないですか。
現在なら、ネットで、世界のサイトにアクセス出来て、無修正映像に行き着ける。
ひところでは考えられなかった理想郷、なんともはや、もっと長生きしたいなぁ。

-3-
ウイキペディアによると、エロスとは、エロース(古希: Ἔρως,Erōs)、ギリシア神話に登場する恋心と性愛を司る神である。ギリシア語でパスシオン則ち受苦として起こる「愛」を意味する普通名詞が神格化されたものである。日本語では長母音を省略してエロスとも呼ぶ、とあります。
エロスとは恋心と性愛の領域なんだな、と思うわけで、ほのかに心に立ち昇ってくる甘い感覚、それに身体、肉体といえばいいのか、これが反応してきて、異性を求める、同性を求めるという関係も近年表面化してきています。ぼくは、いたって正常で男だから、徹底的に女を求めます。求めても肉体としては、制度のなかで一夫一婦制に従っているわけで、俗にいう不倫経験はありません。
まじめにこの年までやってきたけれど、精神的には恋したし、女を覗き見ることもうやってきたところです。覗き見るといっても、本でビデオでネットで、静止画や映像を見るにとどまっています。ひところカメラをもって市中の女子を隠し撮り的にハントしたことがありますが、最近では犯罪行為にもなりかねないので、やめています。

-4-
花はえろすの領域だと思っています。
花の色には、ピンク、イエロー、レッド、目立つ色が多いです。
これは人目を引くため、植物だから虫の目を引くため、でしょう。
虫だけじゃなくて鳥も花に寄ってきています。
人の間で言えば、女に、男が、言い寄る、ということですね。
こんなふうに連想したりしていると、気分が高揚してきます。
えろすは、心の潤い、といえばいいかと思っています。
ふくよかな、ゆたかな、感情のふくらみ、これだと思います。
人には、いつも発情期っていう動物のようで、いつでも興奮します。
もちろん興奮するためには、興奮させるものが必要かと思います。
ネットのなかのアダルトグッズを閲覧すると、いろんな道具がありますね。
見ながら、いろいろ、あれこれ、想像すると、むっくりからだが起きてきます。

-5-
まだ冬が終わらない植物園には、春の花が咲いてはいません。
秋には紅葉のふうの木も葉を落とした梢ばかりです。
コロナウイルス蔓延、世界中が悲鳴をあげている、大変ですね。
でも、まあ、大きな戦争が起こらないだけ、いいことだと思っています。
地球温暖化とかプラゴミの問題とか、環境は悪化のほうに向かっています。
そんな社会問題を抜きにして、やっぱり、生きていけないなぁ、と思う。
貧富の差がありすぎて、ぼくなんかは、貧乏といっても、生活できています。
生活ができないところへ落とされた人たちは、救わないといけないです。
まだ若かったころ、硬派で通していたころ、発言もけっこう過激でした。
でも、この年齢になって、気持ちを押さえ、過激にならないようにしています。
これでいいのかわるいのか、自分で揺れ動いていますが、個人では対処できません。
公的なシステムで、救済、もっと強く救済をしないと、いけませんよ。

-6-
エロス、えろす、なにかしらこの言葉は、ちょっと恥ずかしい気持ちにさせられます。
心がうじゃうじゃと蠢く感じになってくる、不思議な言葉、あるいは単語です。
ひところ、1980年頃、エロスタナトス、とタナトスという単語と一緒に使っていました。
いまもって、ぼくには、エロスタナトス、という言い方で使うことが多いと思います。
タナトスは死のイメージで、エロスが生のイメージだから、生と死、ということです。
これに、ぼくは、カロス、という言葉を付け加えています。
カロスは美、美しい、というイメージで使っています。
エロスカロスタナトス、生と美と死、というようなイメージで全体をとらえます。
ところでエロスには、性的なイメージをもっていて、性愛につなげます。
性愛は、その内容を言葉で描いていくと官能になり、画像で描くとアダルトかな。
エロスの代役として、花を思い描いて、それを象徴させたり、暗喩、隠喩したり。
花のイメージは、女性器のイメージを連想して、それにふさわしい絵にします。
花の写真を撮っていて、特に牡丹とか芍薬とか、妖艶なイメージの写真にします。
これは、女性器を連想していくことで、エロスカロスを表現していくことなのです。
花は鼻、顔の真ん中、鼻ではなくて股の真ん中、タナトスに導かれるイメージです。

-7-
20210130
午後から晴れてきて、空気が温かくなってきたのか、気温があがっている。
といっても10度にはなっていないんかもしれない。
モーツアルトのストリングカルテット、弦楽四重奏ですか、これがかかています。
もう春の兆しを感じます。
梅の花が、咲いてきています。
つぶらな花ですね。
別のブログで、アダルトにして小説を二編、同時連載しています。
それからダウンロードさせてもらった静止画、写真や挿画、も借用しています。
かれこれ15年ほどにもなりますが、文学への挑戦、と自分では思っています。
写真や映像は、リアルな現場が必要なので、手がけられていません。
ネットに乗せられたイメージ、動画は見るだけ、静止画はダウンロードです。
これらを、もう少し続けようとも思っています。