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最新更新日 2019.10..8
中川シゲオ写文集
中川繁夫:著

 中川シゲオ写文集blogに連載の文章

気儘日記-1-

 1~12 2018.3.1~2018.5.6

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2018年3月1日、これが本日の日付です。新たに気儘日記と名付けて写真と文章を書いていこうとするものです。ここでは執筆者、中川繁夫と名乗ります。実名、とうことは戸籍名です。男です。72才になります。けっこう、ありのままを書いていこうと思います。フィクションは、極力しないつもりで、ぼくの頭の中のイメージを言葉に置き換えていきます。写真は、スマートフォンで撮った直近のものを載せよと思っています。ここはライブドアのブログです。最初の頃はホリエモンさんが社長していたライブドアのブログです。いまはラインの傘下に入っているのかと思っています。実は、あまりアクセスがないブログです。ほぼ、ゼロアクセスです。だからブロガー、ぼく自身もあまり気乗りしないのですが、ブログ性能は抜群にいいと思っているから、これを含め五つのブログを作っています。

 掲載した写真の説明をしておかないといけないのかなと思っています。たぶん見た方、意味を紡ごうと思っても意味を紡ぐポイントが写し込まれていないから、説明のしようがない、解釈のしようがない。ちょっと写真のことを学ばれた方なら、こじつけで、ここに意味をつけていけるかも知れません。写っているモノは大きな木、黄色い自動車、左右に今どきのモルタル塗り外壁の家、垣根がある。そういった、この写真を構成している物体についてはわかると思います。こんなのをコンポラ写真ってんだよ、と、もの知ったお方はおっしゃるかも知れない、意味をはく奪したイメージだ、なんてね。実は、この奥に中学生の時に一緒した女子の家があった。ぼくのこだわりは、そのことです。この近辺へ来るたびに、その女子のことを思い出します。ぼくの写真へのこだわりは、こういうこと、ぼくの記憶にあって、忘れがたい記憶が詰まった場所、ということになります。プライベートな記憶ですが、社会化出来ていない、ぼくの内面にだけある、記憶です。写真を撮った目的は、ぼく自身の記憶をぼく自身のためにとどめておくノスタルジー。

 写っていない周辺の説明をしても、写真としての説明にはならないけれど、物語としては成立するかも知れないと思って書きますが、写真の左側は西側になるのですが、北野天満宮の東門があります。右側、東には五辻通り、右斜めには上七軒の通りです。住所でいえば、上京区御前通り今出川上ル、ということでしょうか。写真を撮って、地名をかぶせれば、写真としての意味は通じます。説明の言葉です。写真に「題」をつけることで、その写真が写真として成立する、というのが通例です。写真愛好者たちは、そういうことだと思っていて、「題」をつけ、その写真のことを、題で呼ぶ、という言葉優先のなかで、写真を見ることになっています。ぼくがこだわるのは、このこと、写真としてのイメージに、基本的に「題」は必要なのか、ということです。また、機会があれば、その話を交わしましょうか、写真ということの根本に触れる問題として捉えているからです。

  

 先日、平岡八幡宮なる処へ参りました。音楽家の文字さんと、太秦天神川駅にて待ち合わせ、昼食をとったあと、市バス8系統に乗って、平岡八幡駅まで行きました。天井画が公開されているというので、拝観料500円なら見させてもらおうかと言いながら、受付で訊くと800円と言われたので、拝観やめにしました。境内に椿があって、白い椿で一水と書いてあったが、これが有名らしい。掲載した写真は本殿横に置かれているさざれ石。さざれ石というのは、君が代の詩句にあるあのさざれ石のことで、あちこちの神社に注連縄されて置かれています。ぼくは、このさざれ石は男根シンボルのように思えて、ほんとうはそういうことなのだろうと思ったけれど、推測に過ぎません。

 気儘日記と表記して、日記だから日々記述していくべきはずなのに、日々かけなくて、週に一回という以上に日を空けて書いている。これは、読者が少ないから、書いてもしやないなぁ、と思うからです。しかし、日記というものは非公開であって、人に見せるモノではないとの発想が基本かも知れないが、ぼくは公開を原則としているから、とくにプロジェクトに呼び込めないかとの期待もあるから、読者が極度に少ないこのブログは、あまり更新していません。このライブドアブログは、この気儘日記をふくめ五つのブログがあります。写真と文章といいながら、写真を掲載していて、アルバムを作っています。

 読者が少ないブログですが、ところがアダルトブログは人気の的で、こことは比較にならないアクセス数があるのです。人の興味が、セックスにあることは間違いなくて、ネットの奥には氾濫しているところです。なんかしらネットの時代になって、世の中の構造が変わりました。仮想の世界が現実イメージを携えていて、人の脳と直結している感じです。ぼくもスマホを使いだして二年半になりますが、個人のツールとしては、ひと頃では信じられないようなことが実現しているんですね。

  
   嵯峨野慕情 photo 2018.3.15

 いい天気で、暖かいのでコートを脱いで嵯峨野散策に出かけました。
今日は広沢の池を起点に山の縁をあるくコースです。
目的は、嵯峨野慕情のための写真を、スマホで撮ることです。
写真は、その日の気象条件によって、出来栄えが違うけれど、今日は今日。
天皇陵へ立ち寄り、大覚寺の裏から大沢の池へ出ました。
先日から何回目か、今日が三回目ですね、なんかしら中心は大覚寺か。

 音楽は、ベートーベンですが、弦楽四重奏からピアノソナタに替えました。
暖かくてストーブなしです。
昨日、コナミスポーツジムへ申込にいったけど、何を買うのか。
運動ができる服、ズボンとシャツ、靴、水泳のパンツと帽子、これが必要です。
どこに売ってるのか、ユニクロへ行ったらいいのか、スポーツ店へ行ったらいいのか。
週に二回、昼間に行くことにして、時間は午前中かな、それとも午後からかな。
昼の食事の前か後かということです。

 国会がもめてますね、文書が書き替えられた、ありえないことですが、起こった。
だれもふれてはいけないから、ことの本質にはフタがされたままです。
思想の問題でしょ、皇国思想にみちびく教育をする学校、それが頓挫した。
そのことが明るみになりかけて、消えてしまって、末梢のことをやっている。
まあ、いまの教育って、そういうことだと思うけど、表現塾はそうではない。
そのことに融合して、表面ばかりをなぞっていくことは、したくない、しない。
まあ、まあ、いい加減にやっておかないと、いけないのかも知れないのだけど。

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今日、2018年4月1日の祇園、八坂神社の光景、昔を思い出す場所です。
昭和30年代の頃ですが、おふくろが、このあたりに店を出していた。
花見の頃に、おみくじお菓子の袋を売っていた。
いまも、屋台のそばに子供がいるのを見かけます。
親がこの商売をやっていて、子供が一緒にいるんです。
ぼくのばあいは、祖母がいたから、家にいて、母親と一緒ではなかった。
ピンクの餅の棒を油であげてカリカリにしたお菓子が中心の袋。
あられが入っているのか、それからおみくじが入っていて、占う。
そうですね、春爛漫、酒のつまみに、そういった乾きものですね。
もう、とおいとおい昔の出来事ですが、体験した出来事です。
おふくろが亡くなったのが平成元年4月のことです。
もう30年も前に亡くなっているんだ、昭和は遠いです。
来年には年号が変わります、どんな年号になるんだろうか。
今日、八坂神社の、この場所を見て、やっぱり思い出してしまった。
記憶ってやつは、消すことができないね、ぼくは庶民です。

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今年の春は、スマホにて写真を撮って、インスタとフェースブックにアップしています。
インスタグラムは正方形、フェースブックは長方形の形式です。
ライブ感を重視して、インスタグラムはその場から発信しています。
フェースブックは、少し時間差があって、数日以内に載せています。
ひと頃iPhoneを使っていましたが、ゆえあってアンドロイドにかえました。
デジタルになってからのカメラは、コンパクトデジタルカメラを使っています。
作品をつくるのに、それぞれの方のコンセプトがあるから、カメラもそのうちです。
どのカメラを使うのかというのは、その作家のコンセプトに由来します。

この春は、桜の風景を撮っています。
それから嵯峨、嵯峨野という名前と地についての写真と文章を書いています。
自分の立ち位置を確認する、過ごしてきた70数年を、振り返ってみる。
いくつかの想いがあって、取り組みだしていますが、なかなか進みません。
一昨年から、奈良の明日香から飛鳥へ、古代を想う感じで、写真を撮りに行っています。
音楽家の文字さんにみちびかれ、連れて行ってもらっている、という方法です。
京都、嵯峨、嵯峨野は、自分の意志で、入り口をいくつか決めて、そこから歩きます。
そんなこんなで、この春は、もたもた、作品つくりモードに入っています。

現代表現研究所主催で「ワールド・カフェ」形式の月例会を開催します。
名称は<カフェ&プレス>とします。
毎月第三土曜日の午後に開催を予定しています。
4月の開催日時は、2018年4月21日(土)午後2時~午後5時
場所:アマノコーヒーロースターズ Tel&Fax(075)491-6776
会費:500円(コーヒー代+)
 人と人の交流場として、アート情報で交感しあいましょう。
連絡はアマノコーヒーロースターズへ電話、中川へはメールでお願いします。
Tel&Fax(075)491-6776  mail:​pressnakagawa@yahoo.co.jp

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このライブドアのブログは、以前、堀江さんが社長をされていたころから、利用しています。
いくつも作れて、軽くて、使い勝手の良いブログですが、アクセスが少ないのが難です。
どうしてかしらないが、アクセス数がほかのブログと比べると、極端に少ないのです。
ただ、これは、一般ブログだから、かも知れません、アダルトブログなら、多いのかも。
これは憶測だから当たっているかどうかわからないけれど、アクセス少ないのです。
やっぱり、気にするじゃないですか、アクセス数、自己宣伝のために公開するのだから。
いまなら、現代表現研究所のHP これですよ、現代表現研究所のこと。
それから フォトハウス表現塾のHP これ、フォトハウス表現塾のこと。
もう、写真のジャンルには、あまりこだわっていきたくない気持ちですが。
表現すること、ぼくは、いま、文学表現というところに、立ち戻ってきています。
現状を真摯に受けとめて、嘘ついたらあかん、これがモットーなんですが、どうかな。
金儲けも、政治で人をたぶらかすことも、もういいか、って思っています。
もう高齢者になっていることを認識して、無理しない生き方を伝授したい。
このブログを、少し、自分のために、記述して、使っていこうと思うところです。
よろしくお願いします!

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昨日4月7日、ギャラリー176で写真展をされているセイゲル草柳さんのトークがありました。
和紙に自作の感材を塗って、印画するという手法で、手作り印画紙の作品展でした。
高齢とお聞きしました、これまでに世界各国をめぐられて、現在の作風に至られたようです。
生い立ちのところからトークされ、作品世界を支える作者の情を表出されました。
率直に、感動させていただきました、作家魂というか、制作者の根本感情の表出でしょうか。
ぼくなんかは、イージーな手法で写真を作るという方向だから、真逆の位置です。
でも、写真を表出する心というか、感情は、共有しているように思います。

京都で、カフェ&プレスの月例会を開催します。
4月21日(土)午後2時~午後5時。
場所は、アマノコーヒーロースターズのデスクです。
第一回目だから、どういう流れになるか、未知数ですが、集まります。
会費は、コーヒー代と事務経費で、500円です。
あかつき写房の本田さんと小椋さんが古典技法研究されています。
ぼくのほうもこれまでの経験があるので、合流する予定です。
この古典技法については、別途、ワークショップを組む予定です。
その時には、よろしくお願いします。

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桜の木って、あんがい育ちが早くて、けっこう20年もすれば大木になりますね。
掲載の写真は、金沢の家の枝垂れ桜ですが、幹も太くなり、それなりに大きくなりました。
近年は、毎年木に登って、電動のノコギリを使って、腕位の太さの枝を切ったりします。
でも、もう、脚立に乗るのも、木に登るのも、ノコギリ使うのも、できなくなりますね。
庭に植えておくには大きくなりすぎた木は、森林組合に頼んで伐採してもらいました。
毎年、大きな栗の実が採れた栗の木も、数年前には栗の木も伐採してもらいました。

大きな栗の木の下で~♪、なんて歌があるけれど、それはけっこう大木になりました。
彼女がその木から落ちて救急車で病院へ運んで、なんてことがあって、伐採しました。
栗の木はなくなったけど、柿の木が実をつけるようになり、毎年、収穫できます。
ブルーベリーは低木だけど、食べごろの実になると、小鳥に食べられてしまいます。
年齢をかさね、体力がなくなってきて、そろそろ、引き際を決断しないと、いけませんね。
ああ、やだやだ、嗚呼嫌嫌、抵抗してみたって、無駄な抵抗ですよね、むなしいけれど。

だからスポーツジムに通って、体力維持して、筋肉つけて、体脂肪減らして、なんて思って。
週に二回通うコースを申し込んで、昨日、からだを測り、ガイダンスしてもらってきました。
筋トレマシーンを相手に孤軍奮闘なんて、そんなハードなことはしないつもりですが、です。
生活のパターンを変えないといけないのだと、思っているのだけれど、変えられない。
ようやく好きなことを好きなだけやれるようになったのに、それを減らすのがもったいない。
作家気取りでいるけれど、なんのなんの、ほんのお遊びでしかないと自覚します。

でもね、おもしろいグループができたんですよ、京都極彩秘宝館、なんだかいかがわしい。
なまえを連ねさせてもらえて、展覧会に出品することになったんですよ、作品出展です。
イメージ的にはシュールリアリズムの再来だと思え、ローマンリアリズム宣言をしました。
イメージするのは勝手ですが、今からの時代を先駆ける、写真を中心とした展覧会ですよ。
新しい時代を創るんだから、今の時代の評論では間に合わない、言葉よりイメージですね。
4月17日~4月29日迄、ライト商会三条店のギャラリーで開催です。

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ながいこと会えなくて、もうお会いすることもないのか、と思っていた女人に出会えました。
ながいこと人生やっていると、そういうことがままあります。
何十年ぶりなんていうのは、同窓会とかだけど、ムーブメントのなかにて遭遇したお方。
そういうヒトと出会えて感動するのは、とっても気持ちいいものですね、信頼みたいな。
生きてる心地って、いちばん底のところを支えている情が、動かされることですかね。

愛しい、嬉しい、楽しい、そんな心地にさせていただける女人にお会いした。
変わってないなぁ、いっそう洗練されて、深くなって、未来を予言してる、みたいな。
あんまり褒めすぎたらいけないけれど、素晴らしくマルチに活躍している女人です。
寫眞や動画のイメージ創り、文章は詩や小説を書く、音楽はバンドをこなす、多彩な女人。
そういうお方に、ふたたびお会いできたというご報告を、ここに捧げておきます。

京都で、カフェ&プレスの月例会を開催します。
4月21日(土)午後2時~午後5時。
場所は、アマノコーヒーロースターズのデスクです。
第一回目だから、どういう流れになるか、未知数ですが、集まります。
会費は、コーヒー代と事務経費で、500円です。

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いつだったか、2018年4月18日、
掲載写真はその日の夕方、梅田の地下街、英国屋の珈琲カップを前にして撮った。
そういえばこの日は、朝から、釜ヶ崎へ赴き、午後から平野町の10Wギャラリーを訪問した。
夜にレンタイフェスタの最終打ち合わせがあるというので、ここで時間待ちしていた。
どうしたわけか、とっても鬱な感覚ですね。
自覚すればするほど、滑稽な行為をしている自分認識。
意識ある老人徘徊、と自分では言っていて、カメラを持って、目の前の光景を止める。
この春からは、スマートフォンで撮ることが多くて、従前のデジカメて撮らない。
けっこう地に足がつかない感覚で、ふわふわの状態で、彷徨、徘徊、って感じだ。
日常生活そのものが、そういう感覚の中にいて、今だって、なにしてるのか、と。

ここ、ライブドアのブログが、これふくめ五つあります。
いづれも区分していて、じぶん発信の場としているところです。
あたかもじぶんをCTスキャンする感じで、
1、1980年ごろのフィルム時代の作品、
2、デジカメ使いだしたころ2005年ころからの写真、
3、2015年秋からスマートフォンを使いだして撮った写真、
4、最新撮影の写真、
5、手書きだった評論文を転載したこの文集ブログです。
この文集ブログでは、いまこうして書いている「気儘日記」を連載しています。

ライブドアブログは、自分をアーカイブするのに、枠を決めて、使っているところです。
ほかにはシーサーブログに五つ、これは文章が多いブログ群です。
あとフォトハウス表現塾の広報に使っているブログ、アメバと楽天とジュゲムあたり。
そのバックにホームページを作っていて、表現、発信、プレスを自分でやっている。
ニコンとキャノンの写真を載せる枠組み、動画を載せるYouTube。
SNSはインシタグラム、ツイッター、facebookを使っています。
でも、そろそろ整理することも必要だろうとおもうところですが、できないですね。

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京都北物語というタイトルを使いだしたところですが、それのための取材を始めたんです。
4月30日のことでしたが、上賀茂神社へ行ってみようと思い立って、市バス46系統終点。
行きなれた場所で、ことあるごとに、何度もここへ赴き、写真を撮っています。
久々に写真を撮ろうと思うときの最初のポイントがこの地点になるんです。
ぼくには信仰心がないから、こういうとき拝むということをしなくて写真に撮る。
むこうのうすけた山が、神山といって、由緒ある加茂神社のご神体だというのです。

3月から嵯峨野をめぐってきたところですが、次には京都の北部を被写体に選びました。
カメラは、スマートフォン、エクスペリアで、キャノンのデジカメでは撮っていません。
撮った写真は、その場で処理してインスタグラムにあげていきます。
でも、横長で撮っているのは、ブログに使おうと思って、パソコンに取り込みます。
文章と写真をつないで、作品に昇華していかないか、と思うところです。
文章をトレーニングしないといけません、テーマを絞らないといけません。

カフェ&プレスという名称を使って、月一回の例会を開催していこうと思っています。
天野さんの場所を使ってもいいとおっしゃるので、ここからプレス、発信しようと思う。
かってあった平安京時代、室町時代、京都の北山文化が花咲いてきたところです。
そういう素地がある地域で、いまの時代に、新しい文化が発信できないか。
まだ構想段階で、イメージを醸成させているところで、京都北物語、です。
上賀茂神社、櫟谷七野神社、雲林院、紫式部、この痕跡をスマホで巡ってみたところです。

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カメラはスマホ、アンドロイド、ソニーのエクスペリアです。
レンズを、北に向けたり南に向けたり、からだごと撮る方向にもっていきます。
これは船岡山の頂上から南に向けて、京都の市中を撮った写真です。
平安京の造営に当たって、この丘陵地が北の基準になったというのが定説です。
奈良の藤原宮でしかね、飛鳥の都、そこでは北に耳成山を置いているじゃないですか。
その耳成山に船岡山が符合するのでしょうね、風水占いの何か、ぼくにはわからんですが。
大極殿は、現在の千本丸太町、一条通りは千本中立売より北の通りです。
市中の大極殿よりも南については、いまのところ論外です。

というのも「京都北物語」と括ってしまって、その範囲を想定しているところです。
東西に一線を引くとしたら、一条通りよりも北、ということにしようと思います。
一条通りより北、北山の麓までが、その文化圏に入ろうかと思います。
では南北の区切りではどうなのか、東の南北は加茂川を軸に、加茂神社を含む。
西の南北は、山の縁に添って、竜安寺や仁和寺あたりまで拡げるのがいいのかどうか。
等持院は当然含めることとしますが、西方面、嵯峨野との区切りもあるから、微妙です。
嵯峨野慕情(未完)では、鳴滝、双ヶ岡、太秦あたりまで含もうと思っているところです。

この連休には、京都北物語について、四本の線を描いてみたところです。
あらためて整理すると、
①上賀茂神社から南下して今宮神社②船岡山から北上して今宮神社
③船岡山から東にとって本法寺④千本上立売から北上して蓮台野、鷹ヶ峯まで
実際には、もう少し曲折するけれど、大体の物語の系、大筋ができたように思います。
あとは、そのポイント、点と線のなかで時間軸は1200年、人の心をどう解析するか。
フィクションとして、物語として、成熟させていきたいけれど、というところです。
ちょっと、整理できたかな、こういうメモは、整理するためのもので、公開しています。