
最新更新日 2015.3.16
釜ヶ崎物語 1979~
中川繁夫:著
季刊釜ヶ崎に掲載

釜ヶ崎物語-追録-
労働現場から
朝五時。労働福祉センターのシャッターがあがると、今日一日の仕事を探す労働者の真剣な顔で満ちあふれる。景気のよい時はいいが、ひとたび悪くなると求人も少なくなり、悪質な手配師が徘徊する。こうして毎日センターから一日契約で行く仕事とは別に、直接、労働現場へ行く直行というのがある。また契約で飯場に入る形もある。
この写真レポートは、このうちの直行労働者を追跡してみた。
四人の仲間とセンター近くの路上で待ち合わせたTさんたちは、守口市の労働現場へ。鉄筋を組み立てていく作業だ。現場へ着いたのが午前八時。さっそく作業が始まる。資材置場から鉄筋を運び、組み立て、それを針金で結わえていく。手慣れた作業だ。約二時間。十時には一息いれての休息だ。
(季刊釜ヶ崎第八号、1982.8)






